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【BN6】ハンドルがブレる?YZF‐R6でシミー現象が起きた時の6つの対策

皆さんシミー現象とはご存じでしょうか?

知らない人は動画を見てもらえば早いので1度見てみてください。

走行中にこんなにハンドルがブレたらすごく危ないですよね。

実はこの現象が僕にも起きたんです。

 

2017年のYZF‐R6に乗っていますが

 

このような現象が起こっている記事を書かれている人がいなかったので

よほど珍しいことだとは思いますが、

僕と同じ悩みを持った方がもしかしたらいるかもしれないと思ったので書いていきます。

 

「こういう現象があるよ」ということを皆さんが知っておくだけでも

もし、今後起こった時に役立つかもしれないので是非見てみてください。

 

今日はバイクでシミー現象が起きた時の6つの対処法について説明していきます。

【1】シミー現象はこういう時に起こる

まずは僕が体験したシミー現象を紹介します。

初めてその現象が起こったのは納車して半年くらいでした。

 

高速道路を80~90キロくらいで走行していた時でした。

たける
たける

ハンドルがぐわんぐわん揺れる!

なんとかハンドルは離さずに持ったままで耐えましたがほんとに転倒しそうなくらいの揺れでした。

初めての現象で何が起きたか分からずこのまま走行するのも怖いと思い、

近くのPAに寄ってバイクの点検をすることにしました。

 

1週回って見てみましたがどこにも異常がない…

 

一体あの現象はなんだったんだと、モヤモヤが残りながらさっき通った高速道路から帰ることに。

しばらく走っていると

 

この高速道路は現在無料通行期間で

舗装があまりされておらず凸凹の段差が多いこと

に気づき、これだと思いました。

 

丁度、その凸凹のある場所にフロントタイヤが乗り

同時にハンドルが微妙に切れて着地したときに変な荷重がかかり

シミー現象が起きたのだと仮説を立てました。

 

翌日このままバイクに乗るのも怖いと思い、バイク屋さんに相談に行くことに。

 

バイク屋さんもキョトンとした顔で「珍しい現象ですねー」の一言。

いやこれほんとに危なかったんですよと必死に説明する私。

 

店員さんも原因そのものは分からなかったようですが

偏摩耗したタイヤのせいかもと話していました。

そういえば僕のR6は納車したばかりで前のオーナーがサーキットで使っていたということで

タイヤが所々溶けたような感じになっていました。

 

丁度タイヤ交換もそろそろしないといけなかったし

タイヤ交換をお願いしました。

皆さんもこのような現象が起きたらそのまま乗るのではなくバイクの点検を依頼してみましょう。

 

その他にもこのような原因でも起こる可能性があるようです。

共振によるもの地面からの振動と車体の持つ固有振動が合致することによるもの。タイヤの異常偏摩耗が生じていた場合は、摩耗が激しい進行方向へ曲がろうとする力に対して、進行方向へまっすぐ進もうとする力が同時に働くことでこの現象が発生する。タイヤの空気圧異常などによっても生じる。フロントフォークのゆがみゆがみが生じている方向に対して、進行方向へまっすぐ進もうとする力が同時に働くことでこの現象が発生する。ホイールバランスの狂いホイール・アライメントやホイールバランスの不安定さが原因で発生することがある。キングピンオフセット量の狂い(改造)ボールジョイントのガタボデー・アライメントが狂っても起こる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)シミー現象とは?』

【2】対処方法は「じっと耐える」

バイクの乗る男性

ではシミー現象が起こったらどうすればいいのか?

結論からいうとじっと耐えるしかありません。

もうハンドルがブレ出したらどうすることもできない

からです。

このときに大事なのはハンドルから決して手を離さないこと。

 

ハンドルのブレはかなり激しいのでブレーキをかける暇もありません。

しかし長くても5秒くらいすれば収まると思うので

とりあえず

・バイクから振り落とされないように、ニーグリップをしっかりする
・ハンドルを離さない

これを徹底してください。

【3】今後の対策は?

バイクタイヤ交換

ここからは今後シミー現象が起こらないようにするための対策について説明していきます。

1.タイヤを交換する

まずは僕はタイヤ交換時期も近いし、タイヤの偏摩耗の恐れがあるということなので

タイヤ交換をしました。

 

すり減ったタイヤで走行していると、変な荷重がかかりシミー現象が起こりやすいそうです。

 

シミー現象が起きた時はまずはタイヤの寿命を疑ってみてください。

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2.タイヤバランスを取る

これはタイヤ交換してもらう時は必ずしてもらっていると思いますが、

タイヤ交換直後にシミー現象が起きた場合は疑ってみてください。

 

最近のバイクとなるとほぼタイヤバランスは取れていて

プロのライダーでさえも

「あ、このタイヤバランスとれてねーな。」

という風には気づかないらしいです。

 

ところがシミー現象とは別問題なのでもし起こった場合のために対策しといてください。

3.タイヤ空気圧の確認

空気圧の確認は皆さん定期的にしていますか?

シミー現象は空気圧が極端に落ちているバイクにも起こりやすいようです。

僕はシミー現象が起きる前まで空気圧なんて全く気にしていませんでした。

 

店によってはオイル交換を頼んだ時についでに空気圧のチェックをしてくれたり、

ガソリンスタンドで見てくれるところもありますね。

 

バイクによって規定空気圧が決まっていますので

それに合わせるか若干下げるくらいにしとくのがベストです。

 

タイヤの空気圧は乗らなくても月に5~10%程度抜けていくらしいので

月1回は点検するのがベスト
 

4.プリロード調整

ここも初心者はあまりいじらないところですよね。

ハンドルを揺さぶって

・フロントフォークの沈みが極端に硬かったり柔らかすぎたりする方

は疑ってみてもいいかも。

プリロード調整はそのバイクに乗る人の体重によって変えなければいけません。

 

納車したときに予め標準体重用に調整されているらしいんですが

標準体重てなんやねーん。

 

海外使用だったら海外の人の標準体重になるんであてになりませんね。

自分でできないとしてもプリロード調整はしとくべきですね。

5.段差を避ける

僕がシミー現象が起こった原因の1番はこれです。

走行中に段差や凸凹に乗った時にシミー現象が起こります。

・段差や凸凹が多い道路は避ける

出先で凸凹の多い道はゆっくり走行して極力避けるようにするのがベストです。

 

もう一つポイントなのが

・段差が多いところは「手放し運転をしない」

ハンドル荷重が抜けて段差、凸凹に乗ると不安定状態になり

シミー現象が起こりやすい状態になるそうです。

バイクに乗る際は段差、凸凹には十分気を付けましょう。

6.ステアリングダンパーを付ける。

これは最終手段と思っていいかもしれません。ちなみに僕は付けていません。

ステアリングダンパーとは簡単にいうと振動やふらつきを減少してくれる装置です。

高級バイクになると純正で付いているそうです。見た目もかっこいいですね。

 

でもこれを後から付けようと思うとかなり高価です。

どうしてもシミー現象が心配、問題が改善されない場合は是非導入をおすすめしますが、

 

僕は付けなくてもシミー現象が起こらなくなったので

大半の方は付けなくても大丈夫

ではないかと思います。

 

ちなみに一番初めのシミー現象の動画を見ると主にSSバイクなのが分かります。

これは前傾姿勢でセパハンということに関係ありそうです。

 

SSバイクの方は特に気を付けるようにしてください。

まとめ

対処方法は「じっと耐える」

ニーグリップをしたままハンドルを離さない。

今後の対策は?
1.タイヤを交換する
2.タイヤバランスを取る
3.タイヤ空気圧の確認
4.プリロード調整
5.段差を避ける
6.ステアリングダンパーを付ける。
シミー現象はほんとに怖いです。
命にも関わりますので対策は十分にしておきましょう。
 
そして、もし起こった場合はいち早く点検修理依頼をしてくださいね。
 
今日はバイクでシミー現象が起きた時の6つの対処法についての記事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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