バイクにいきなりエンジン警告灯が出たらびっくりしますよね。
僕の場合は、ユーザー車検後にいきなり点灯しました。
車検後にバッテリーが弱ってるのかなと思い、バッテリーの交換を行いましたが消灯せず…
調べると、1度点灯すると異常が消えてもエラーを消さないといけないそうです。
そして原因はやはり車検時のスピードチェックによるものでした。
バイク屋にエラーを消してもらおうと持っていったら5千円以上はかかるといわれましたw高い
最安で半額程度で機器をそろえることが出来ると知っていた僕はお断りし、自分でやることに。
今回の記事は、
このような方たちに向けて書いた記事です。
電装系をいじることになるのでエンジンがかからないというトラブルが
起こる可能性もありますのであくまで自己責任でお願いします。
【1】エラーの概要
ユーザー車検にバイクを出した際にいきなり現れたエンジン警告灯。
原因は、スピードメーターのチェックやブレーキ検査のときにレーン(複合検査機)に乗せて
前後輪を外部の動きで回転させることでトラクションコントロールが働いてることらしいです。
つまり、こういう状態。
このエンジン警告灯が点灯している状態だとほんとにバイクに異常が出た時に
すでに異常な状態なので分かりません。
【2】対処方法
1.準備するもの
今回僕が使用した物はこちら

使うアプリはこちら
ちなみにこのOBD2スキャンツールはiPhoneユーザーの方は使えません汗
僕のようにandroidユーザーの方が身近にいる場合はいいんですが
周りにいない方や自分でやりたい方は、こちらのWi-Fi版を購入するしかないようです。
なぜかこちらはBluetooth版と比べて1000円ほど高い。
アプリはこちらで動作確認が取れたそうです。

他にもアプリを使わずに診断機でエラーを消す方法もあるそうです。ただ、料金が高い…
できるだけ安く済ませたい人はアプリ対応型のスキャンツールで十分です。
2.OBDアダプターを接続する
まずはOBDアダプターとスキャンを組み立てます。
OBDアダプターのカプラはこのようになっています。
これを自作する人もいるようですねー
この上側の三角カプラとこちらの三角カプラを接続します。(OBDアダプター付属品)
OBDスキャンの接続部はこんな感じになっているので
OBDアダプターに接続します。
するとこのような感じになります。
組み立てが終わったら、シートを外します。
シートを外すと、バッテリーの+側から少しリア側の位置に
このような物が見えてきます。
カバーを外すとこのようなアダプターが出てきます。
これをOBDコネクターといいます。
要するにこのコネクターに自己診断用ツールといわれるものを接続することで車両のコンピューターを介して故障個所、故障内容を読み取れるというものです。
今では、レーダー探知機やドライブレコーダーを繋げて
速度や水温GPS機能まで読み取ることもできますね。
先ほど組み立てたOBDアダプターとスキャンを組み立てていきます。
オレンジ枠が四角カプラのOBDコネクターへ、
白丸はバッテリー端子へ(赤コードが+、黒コードが-)
赤丸のコードはどこに指せばよいか分からなかったので放置w
するとこのようにOBDスキャンの電源が付きます。
3.アプリでエラーを消去する
ここでイグニッションをONにしてエンジンをかけてください。
(エンジンがかからない場合は、イグニッションONだけでOK)
携帯のアプリとBluetoothを接続してください。
Bluetoothのペア要求画面でPINの入力欄が出たら「1234」と入力してください。
左下の歯車マークを押すとこのような画面が出てきます。
1番上の「Fault Codes…」を選択。
「Show logged faults」でエラーコードを調べることが出来ます。
エラーコードを消す場合は、下から2番目の「Clear logged faults(s)」を押す。
エラーコードは自分のバイクのサービスマニュアルを見れば分かります。
僕の場合YZF-R6のサービスマニュアルのエラーコードはYZF-R1と同様らしいので
こちらを参照しました。
https://www.ysgear.co.jp/mc/racing/pdf/YZF-R1_manual2019.pdf
はい、これでエンジン警告灯が消えましたね。
意外と簡単でしたね。
【3】エンジンがかからないとき(追記)
エンジン警告灯を消したい人はこの手順でやっていけばOKです。
僕は、ちゃんと調べずにやってしまった結果エンジンがかからないというトラブルが起きました。
その原因は、端子をバッテリーにつながずにイグニッションをONにしたこと。
白丸の箇所です。
こうするとイグニッションをONにした時、フューエルポンプの作動音がしなくなり、
セルは回るけどエンジンがかからない状態になりました。
しかし、その後端子を繋げるとエンジンはかかります。
この端子を外すとまたフューエルポンプが作動せず、エンジンがかかりません。
なのでOBDアダプターとスキャンを付けたままじゃないと走行できなくなります。
そこまで邪魔になるわけではないのですが、
使う時だけ装着したい僕としては外したいところです。
ON、OFFスイッチがあるOBDスキャンで良かった…
これは対処法を探してる途中なので分かり次第更新していきたいと思います。
【4】エラーが出ない設定方法
これしか対応ができない気がします。
定かではないですがトラクションをオフにしても警告が出る場合があるとか…
ユーザー車検を受けるたびにこんなエラーが付く仕様はどうにかしてほしいですねー
しかし、某バイクショップ、レ〇ドバロンに頼むと6,000円以上かかるといわれたので
このくらいの作業は自分でやりたいところですね。
ディーラー車検で警告灯が出たまま引き渡された場合は、
ディーラーの責任なので強く言ってくださいw
エンジン警告灯はバイクになにか異常が出た時に、点灯するものなので
点灯したらすぐに対処するようにしてください。
エンジンがかからない場合の対処法はこちらもどうぞ
まとめ
ユーザー車検を受ける際は、まず自分の車両にトラクションコントロール機能がついていないか
確認してください。
もし付いている場合は
トラクションコントロールをOFFにすること。
異常が付いてしまった場合は早急に異常を消すこと。
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電装系は、見えない部分もあるので怖いという方は素直にバイク屋に任せるのも手です。
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